謡本
"うたいぼん"と読みます。
能楽に使われる台本です。
何度も読み込むので新しい本を買って何冊も持っているし、譲ってもらったものもあるから、いつか私が使えるようにと友人が譲ってくれました。
発行年は大正元年!?
大の下の漢字が読めません。
全体の保存状態は良好ではありませんが、和紙なのでしっかり読めますし、習われた方のメモ書きなども残っています。
ただしボールペン(笑)
譲ってもらった謡本のなかでこれが大正であれば一番古く、最新で昭和28年。
古いと驚かれるでしょうが、江戸時代に製作され実際に舞台で使われている楽器や面(おもて)に比べたら全然古くないのです。
以前、能楽ワークショップに参加したとき、囃子方(はやしかた、楽器を担当する方の呼び名)の先生方は、江戸時代なんでざらだし、近年に製作されたものよりとても状態が良いと言われていました。
たしかに楽器の保存状態、音色、音律、どれも素晴らしかったです。たくさん聴く機会があったおかげで良い音律・音色を理解できるようになったし、これらが二胡にも十分役立つこととなりました。
それと、楽器にとって使い続けることが一番良いと、楽器に対する考え方も勉強になりました。
謡本をこんなに頂きました。
年代は、大正元年、2年、昭和5、19、27、28年。
印刷された年によって、大きさ、表紙、紙質などに違いがあります。
ただ内容の違いまではわかりません。。。
死ぬまでにやりたいのは、能の仕舞いと黒田節の長唄。
ならやればいいじゃないと言われますが、仕舞いと黒田節を始めたら生活と二胡を投げ捨てて、全身全霊をかけてしまうのがわかっているので控えています。
さ〜ぁあけえはぁ のぉめえのぉめ
の〜おむなぁらぁばぁ〜
仕舞いと黒田節を始めるまで骨密度と筋肉力を維持しないと。
次回に続く。。。。
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