4月6日(天空地の日)

外出の準備をしていると、無性に楽器に触れたくなったのでケースから出す。

気温は寒くもなく暑くもない。
長袖一枚でエアコン無しで過ごせる。
皮膚が悲鳴をあげるような乾燥もないし、まとまりつくような湿気もない。

いつものように弾き始める。

そして調弦を変える。

調弦が落ち着くと、楽器と一体感があるような、楽器に私がまとわりつくような錯覚になった。
弦に楽器に吸い込まれる、とでもいうのだろうか。

調弦は違和感、不満、頭痛もなく、見事に身体に振動して、微妙な音色の変化が目に見える。

一年に何度かある、天空地が揃った日だ。
体に刻んでおきたいが、様々な条件が揃わないとこんな感覚はめったにない。

明日もあることを祈ろう。

二胡 OTOOLi音織(佐藤和江)

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