二胡の醍醐味

2020年の元旦から「今年は新しい曲に挑戦しますのでよろしくお願いします!」とメールがありました。
年明けから嬉しい知らせです ( ˆoˆ )/

先月から「女人花」を始めました。
私の記憶ではG調ですが、F調もあるんですね。調べて初めて知りました。
というのも、綺麗な曲よ〜とすすめられても、当時は興味がありませんでした。。。
2つの調があるので両方の譜面を作りました。
これはもちろん企業秘密です(^ ^)

歌でも器楽の曲でも、メロディをそのまま弾いても全然面白くありません。譜面どおりに弾くのも。譜面をそのまま弾いて楽しむ方法もありますが、メロディに何を加えたら綺麗な曲になるか。
そんなことが出来るのが二胡の醍醐味です。
料理に例えると、カップラーメンをもっと美味しくするには何を加えればいいか考えるとわかりやすくなるでしょうか。

数字譜はG調でもF調でも、
35565ー ミソソラソー
と同じですが、F調とG調とでは調が変わるだけでなく、曲の表情がガラリと変わる。

ああ、だからあの曲は、あの地方の特徴をだしたいから◯調なんだ。
その調にするには意味があるんだ。
一瞬にして中国大陸を旅した気持ちになりました。

F調とG調両方を、譜面のままと綺麗に聴こえる方法を取り入れたメロディを何度も何度も弾いて「自分でいうのもなんだけど、こっちのほうが綺麗ですよね?ね?」と生徒さんに訊ねて大笑いされてしまいましたが、先生が考えた方が綺麗と答えてくださいました。

メロディを創作する。
これが二胡の醍醐味。

独奏や少人数グループでどんどん変化し、どんどん輝いてきている生徒さんたち。
アンサンブルでも同じです。
長い時間をかけて良いかんじになってきたアンサンブルを底上げする!と年始に決意。
こんな作業をしている時が至福の時間です。

このクリスマスツリーのようにどんどん輝きましょう!

二胡 OTOOLi音織(佐藤和江)

二胡奏者 OTOOLi音織(佐藤和江)のホームページです。

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